矯正・床矯正
床矯正の装置の取り扱いの注意事項
スクリューネジの巻き方
↑の方向にネジを巻いてください。
顎を拡大する場合の基本は、45度を1週間に2回です。
1ヶ月で約1mm位の拡大になります。
成人や45度ではきついと感じる場合は30度で1週間3回で大丈夫です。
装置だけが拡がって、顎から装置が浮いている場合がありますから注意して下さい。
装置が浮いていると拡大されません。
下顎の歯肉は、普段は食べ物があたらないので上顎よりも薄くできています。
そのため下顎の装置は、上顎より、歯肉にあたって痛みを感じることもありますが、 装置を調整すれば治ります。
違和感を感じたら、すぐにご連絡ください。
装置をはずすときの注意
装置は必ず両手で外してください!
装置は金属のバネとプラスチックでできている繊細なものです。
片手で外すと、金属にもプラスチックにも負担がかかりこわれてしまいます。
装置に不具合を感じたり装置が壊れてしまったら、すぐにご連絡ください。
☆装着している時は、舌で装置をいじる癖などつけないようにしましょう。
口の中でパカパカ動いている状態では装置の効果が発揮されず、破損の原因にもなります。
装置の保管
装置はなるべく1日14時間以上装着しましょう。
食事、歯みがきの時は装置をはずしてください。
また、発音障害を感じるとき(音楽、英語、国語の授業など)
いじめなどを感じたときは、はずしていただいても大丈夫です。
病気などで長い時間はずしていると、拡大された顎や歯が後戻りしてしまいます。
その場合は装置がきちんと入る位置までネジを戻して下さい。
装置の清掃は歯みがきと一緒に毎日しましょう。
不衛生な装置は歯石も付きやすく、装置の故障や口臭、虫歯の原因にもなります。
外しているときはスクリューキーといっしょに必ずケースに入れておきましょう。
着脱はていねいに、いつも清潔に、キチンと保管しましょう!
それぞれの矯正にあわせたハミガキのコツ
床矯正をしているときのハミガキは普段と違うの?
床矯正装置は食事やハミガキのときには装置を外せるので、お口の中のハミガキは普段と同じようにできます。基本のハミガキと虫歯予防の生活習慣を維持しましょう。
床装置の汚れやすいところ
床装置をきれいにすることが、床矯正では大切です。
床装置は、基本的には「ネジ」「床」「ワイヤー」でできています。
- ネジ
一番汚れがつきやすいのが、デコボコしている「ネジ」の部分です。
この部分に汚れがついたままにすると、汚れが固まって、ネジが動きにくくなったり、動かなくなったりして、 修理が必要になってきます。ネジの内部までブラシの毛先をとどかせましょう。 - 床
床はプラスチックで細菌がつきやすいので、こまめにブラシをかけましょう。 - ワイヤー
折れ曲がったりしやすいので、ブラシでやさしく汚れを取りましょう。
床装置のお手入れの仕方
歯を磨くときの歯ブラシとは別に、床装置を磨くブラシを用意しましょう。(使い古しの歯ブラシや入れ歯用のブラシなど)
装置を外したら、必ず水洗いしましょう。ネジや、細かいワイヤーの部分は、小さめの歯ブラシで細かく磨きましょう。
装置にはハミガキ剤はつかいません。(ネジ部分にハミガキ剤の顆粒が入り込んで壊れる場合があります。)
また、普段のお手入れの他に、除菌のために入れ歯洗浄剤(部分入れ歯用)なども利用できます。
装置をブラシで磨いた後で、洗浄剤につけておくと、こびりついたヌメリや頑固な汚れ、嫌なにおいなどをとってくれます。
つけておく時間は5分からひと晩。
商品によって違いますので、説明書を参考にしましょう。これは薬局で購入できます。
食後、おやつを食べたあとなどは、必ずハミガキしてお口の中をきれいにしてからきれいな装置をはめましょう。
装置に汚れがこびりついてしまったら、ブラシでも取れにくくなってきます。
また、ネジ部分に汚れがかたまると、ネジが巻けなくなって修理が必要になってきます。
こうなる前にきちんとお手入れをしましょう!